ここでは、利用者の多い「日本学生支援機構の奨学金」を例に、振込口座と住所登録の仕方について説明しましょう。口座や住所変更をされる方も、本項目を参考にしてみてください。
奨学金の採用が決まったら、奨学生本人名義の銀行口座を用意しましょう。取り扱いできる銀行は、国内の都市銀行、地方銀行、労働金庫、信用金庫となっています。両親や奨学生以外の口座は指定できないので注意してください。
また、金融機関の中でもインターネット銀行(新生銀行やセブン銀行、楽天銀行など)や、ゆうちょ銀行、信用組合、農協、外資系の銀行、信託銀行は口座の指定ができないので、注意しましょう。
奨学金申請の際、届け出た住所から転居する場合は、ネット上の「スカラネット・パーソナル」から変更できます。また、郵送で日本学生支援機構で変更手続きを受け付けています。
JASSO(日本学生支援機構)の公式サイト内にある「転居・改姓・勤務先変更届け」をプリントアウトし、必要事項を入力してから、日本学生支援機構に郵送しましょう。
口座を変更する場合、新しい口座の登録が必要になります。学校に在籍中の方は、学内にある「奨学金振込口座変更届け」の用紙に必要事項を記入し、学校を通じて、変更手続きを行ってください。
奨学金の振り込みに関しては、奨学生本人の口座しか使用できませんが、返還に関しては、奨学生以外の名義人へと振替口座が変更できます。口座名義の登録氏名を変更する場合は、日本学生支援機構の「奨学金窓口」に、電話で相談を行ってください。
住所の変更手続きは、ネット上の「スカラネット・パーソナル」から変更できます。ここで変更できるのは、郵送の際使用される、住所および氏名のみとなっています。住所変更の対象となるのは、奨学生本人、連帯保証人、保証人のほか、勤務先の4点です。