奨学金の返済期間は、各奨学金制度によって異なります。決められた期間を目標に、毎月コツコツ返済していく方法のほか、一括で返還することも可能です。
もちろん「付与型奨学金」や、原則として返還義務のない「新聞奨学生」のような奨学金制度は、債務が無いため、返済期間はありません。
日本学生支援機構の奨学金では、借入の金額によって返済期間はそれぞれ異なります。短くて9年、長くて20年かけて返済する学生も存在します。
もちろん「はやく返済の負担から解放されたい」という理由で、早めに完済する学生もいます。また、ボーナスなどのタイミングで、まとまった金額を「繰り上げ返済」する奨学生も多いです。
自治体の奨学金にも貸与型と付与型の二種類があります。貸与型を利用される方は、自治体が指示する方法で、返還を行ってください。返還の方法は、それぞれの自治体や制度によって異なります。
どのような方法で返済するのか、申し込む前には必ず「利用の手引き」を確認しておきましょう。
民間団体奨学金の多くは、付与型の制度を採用しており、卒業後の返還義務はありません。貸与型の奨学金を利用した場合は、各団体の「返還方法」を確認し、給付終了後(指示される開始日より)返済を行ってください。
新聞奨学生は、新聞配達に関わる業務に従事することで「返済義務の無い」奨学金制度が利用できます。ただし、在学途中で、新聞奨学生制度の利用を止めた場合には、一部返済の義務が生じます。
「教育ローン」は、奨学金制度とは全く異なった種類の融資商品です。一般のローンと同じく、金融機関の指定する期間内に完済する義務が生じます。申し込む前に、どのくらいの利息でいつまでに返済すべきか「貸し付け条件」をよく確認しておきましょう。