ここでは日本学生支援機構と地方自治体奨学金、民間団体奨学金の利息について、説明したいと思います。
日本学生支援機構の奨学金は、第一種奨学金は無利息で貸与が行われます。これに対して、第二種の場合は利息が発生します。奨学金の上限利息は3.0%と定められていますが、奨学生は「利率固定方式」と「利率見直し方式」の二種類から選択が可能です。
利率については、奨学金の申込時にいずれかひとつを選択する必要があります。利率の算定方式は、以下の通りです。
・ 利率固定方式・・・完済まで一定の利率が適用される方式 ・ 利率見直し方式・・・完済まで5年ごとに利率が変動する方式(要確認)
最新の利息を確認すると、利率固定方式で0.8%前後、利率見直し方式の場合、0.2%とかなり低い数字となっています。
利率見直し方式を選択した場合、貸与終了の時点でもう一度見直し(変更)が認められます。貸与終了時に利息が大きく変動している場合は、見直し方式と固定方式のどちらか「利息の少ない方法」を選択し直しましょう。
各自治体によって貸与型の利息は、それぞれ異なっています。ただ、自治体の多くは無利息で(日本学生支援機構の第一種奨学金に相当)貸与するケースが多いです。採用数は少ないですが、負担無く奨学金が利用できるとあって、人気の制度です。
民間団体の奨学金は、多くが「返済義務のない」付与型となっています。また、貸与型の場合でも無利息で利用できる制度が多いです。卒業後の負担が少ないため、利用希望者の多い制度です。